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真面目に非常識なことを考える

実践したことを書いています。

自分で使わないものを人様に売るな

会社に所属していると、いろいろ気になることを目にするが、アカンだろうって強く思うのがタイトルの内容である。


自社製品を使わずに、競合他社の製品を使うのはユーザへの裏切りじゃあないか。
比較目的で買うのは許せるがそれ以外は怒りすら覚える。


私が経験したソフトウエア、通信会社でいうと

  • 自社製品に使用したい機能、サービスがないなら開発部門にリクエストしたり、工夫でなんとか回避すべきだろう。
  • 自社製品に問題があるのが判っていてあえて使わないのは最悪である。
  • 自社にその競合ソフトや機能があることも知らないという事実も嘆かわしい。
  • 他社の通信サービスのほうが安いから使うって、値段だけがアンタの価値ですか?同僚の研究開発の努力は関係ないんですか?

 皆一緒の方向を向こうや。


1990年代、誠和システムズという会社はMac用のソフトウエアでブイブイ言わせていた。
そこで社員として働いていた。
ORGAIという手頃な値段で、高度な構成機能を求めなければサクサク動いて使えるワープロソフトがあって、メディアの評判も良くいい感じで販売数も伸びていた。
ある日、営業部門に行ったら1人が他社のワープロソフトを使っていたのが気が付いた。
「ORGAI使ってくださいよ、教えましょうか?」と言うと
「前からEG-WORDだからねえ。」と振りかえずに背中越しに返答された。
あれあれ、これまでに俺やプロマネの必死の努力があったの知らんのか?とかなり混乱した。一晩悩んだ。
翌日の朝礼で専務の業務連絡の後、すいません、ちょっといいですか?と手を挙げた。皆ギョッとした顔を俺に向けた。
ビビリながらも訴えた。
「みなさん、ORGAI使ってくれてますか? 使ってる人は手を挙げてください」挙手はなかった。
その反応にああやはりそうだったか。と力がなくなった。
「ORGAIそんな悪くないです。業務で使うなら普通です。もし問題があったら俺に言って下さい。プロマネのFさんが何度徹夜してどんな思いで完成させたか知ってますか?使い方教えますんで皆さん使ってください。以上です」頭を下げた。
しばらくしーんとした。

朝礼が終わってしばらくして先日の営業担当がやってきて「今日から使います」と言ってくれた。
社長以下、本当に皆そのソフトウエアを使っていなかったことがあとで判った。
GRGAIだけでなかった、自社製品をあえて避けたり、アップグレード前のものを使用していたりした。
誠和システムズはその後いやな倒産をした。

自社製品使わない買わないのを行った組織で見かけるたび、切なくなる。


胸張って自信を持って人様に薦められるモノをつくる努力をみんなでしようや。