真面目に非常識なことを考える

実践したことを書いています。

TOKYO2020 ボランティア T3ドライバー 備忘録

オリパラが終わり、3ヶ月経過した。

いろいろ忘れてしまったことなどがあるので記録しておきたい。

 

目次

  1. ボランティアに応募した動機
  2. オリンピックが始まるまでの色々
  3. 大会翌日からオリンピックのボランティアスタート。いろいろアカンかった。
  4. LINEグループをはじめて広がった仲間の輪
  5. もらったものなど
  6. 足をつってオリンピックボランティア最終日はキャンセル
  7. パラリンピックが始まって築地へ
  8. オリパラ終了

 

ボランティアに応募した動機

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平成25年(2013年) 2020年東京五輪開催決定  9月7日、国際オリンピック委員会(IOC)は2020年夏季五輪の開催地に東京を選んだ。

2013年9月7日に、2020東京オリンピックが決まったニュースが出た。

国立競技場はレーザー屋で下っ端だった30年前、Jリーグ開幕セレモニーでレーザーを仕込んだギターを春畑道哉さんにグランドのど真ん中で手渡すという大役を担った思い出がある。

youtu.be

6万人の観衆のうねり、エネルギーはすごかった。

オリンピックに参加して再び盛り上げてやるか! とボランティアにエントリーすることにした。

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オリンピックが始まるまでの色々

 

オリンピックナンバープレートの交付を初日の2017年10月10日に受ける。

午前休を取り、調布の陸運局に行った。ナンバーを受け取り工具を借りて、自ら交換作業をした。

軽自動車の黄色ナンバーが白ナンバーになった。シルバーボディーのiMievには白ナンバーが合うなと思った。後で派手な柄付きのほうが良かったなあと少し悔やむ。

 

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2018年9/26 募集開始当日に早速エントリーした。ID:101118X で80番目位だったのかも。

オリンピック、パラリンピック共に10日間可能とした。希望はテクノロジー、メディア、運営とした。責任の重い移動サポートだけはやりたくないと思った。

どんな役割を担ってもこなしたいと、10月からスポーツクラブに通うようにした。

交通費のみ支給ということでメディアが「やりがい搾取」とか勝手な報道。黙ってろ!

お祭りは見る側より、やる側のほうが楽しいんだよ。自主的に集まったメンバーのほうが清々しく結束強く楽しいってこと分かってないね。

 

年がかわり2019年2/25 銀座に設置された東京スポーツスクエアで初回のオリエンテーション

グループ分け後、ディスカッション、チーム対抗で新聞紙を高く組みてるのを競い合う。積極的で前向きな人が多いように思えた。

その後、面接があり希望動機を問われる アンケート用紙に「移動サポート」にアサインされたとしたら担うか?のチェックがあり、やりたい人が集まらないならやってやると OKにした。

ユニホームのサイズ確認がありXLにした。丈はLなのだが50歳すぎて腹回りがXLでないとキツくなっていた。

 

2020/1/8 国立オリンピック記念青少年総合センターで Field Cast共通研修。SNSに写真アップするときはスポンサーを意識するように、とかユニホームで通うこと。荷物は配布したバッグのみ持ち込み可とか、障碍のかたとの接し方のレクチャーのほか資料等をもらう 1965年のオリンピックの遺構こんな施設があったんだね。

 

2020/2月 ダイヤモンドプリンセス号でコロナ感染情報が伝わる この時点では「絶対開催」と言われたいた。

2020/3/2 役割・会場 決定のお知らせが届く 移動サポート にがっかりしつつ、腹をくくる。

五輪年内開催について荒れた報道が続く

2020/3月24 開催延期が正式に報道発表された。

 

メールで案内がきて、e-learningのウエブサイトと

2021/5/12 ユニフォーム&アクレディテーションカード等を受取にホテルオークラに行った。配布の人らは既にボランティア始まってるんだなあと思った。

 

ワクチン接種

 

築地にドライバー研修を受けに行く 靴だけ支給されたものを履いて行く。T-TOSS、VOXYで構内を2周運転し、バック車庫入れ練習する。たったこれだけであとは実戦かよ と焦る。

ぬいぐるみと写真を撮った。

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配属確定のメールが届き、フィールドキャストのウエブサイトを確認した。OF3と書いてある。

別資料を確認すると東京プリンスホテルということらしい。

ミッションとしては、オリンピックのスタッフを各会場に送る。具体的には各国からの報道、ドーピングチェック、審判、コーチ等をホテルから会場や施設へ届けるという裏方の裏方。

 

オリンピック1日前の日曜日早朝。国立競技場までのコースを走ってみようと自宅からクルマで東京プリンスまで行ってみた。

東京プリンスから六本木交差点、青山1丁目で外苑東に入って絵画館。混んでなければ10分程度ということを確認。

 

 

オリンピック開会式の昼 東伏見公園でブルーインパスの勇姿を拝む。

入間と都心と調布を結ぶ線上に位置するのでコースによっては真上を通ることもある。

 

初日の電車はコロナ禍ということも、早朝6時台ということもあり空席が目立つ程空いていた。

平時なら既に通勤客でぎゅうぎゅうの時間帯だ。『会場までの往復は支給されたユニホームとバックで通うこと。』というルールが定められている。ブルー色が派手で目立つがちょっと特別感があり誇らしい感じ。

御成門で降りて東京プリンスの方向へ地下道を歩く。1人同じユニホームの同年代位の女性がいたので挨拶してみた。関西から参加していて既に5日目、成田往復を何度か走ったが開会式を含め暇が多いということだった。プリンスの3階のチェックインまで案内してもらった。

アルコールチェック機で息を吹き、レシートに名前を書く。パスをバーコードリーダーで読み込んでもらったら、車のキーがわりになるスマホとガスト等で使えるお食事券を2枚もらう。4時間で1枚ということになっているらしい。私は7時から16時までのシフトだ。

隣のコーナでもパスのチェックがある。これは電車代支給のための出欠確認が主な目的。出番の回数によってピンバッチがもらえる。

いろはす と 綾鷹、汗拭き、塩分補給タブレットを受け取る。

 

T-TOSSもフリートチーム責任者にも頼れない。

初回の人のための講習があるということなので、話を聞いたがシステムの使い方を復習。東京プリンス内では食事取ってはいけないという謎ルールの説明を受けただけだった。安全講習は一切なく不安に思った。

周囲を見ると私と同じ50歳前後か上の世代の男性女性が半々だった。

 

最初の乗客を乗せた。講習の通りパスをICカードリーダに読み込ませると行先が表示される。行先は建物名ではなくなんたらセンターと大会独自の呼び名しか表示されないこともありややこしい。 ナビを見ると東京国際フォーラムだった。東京プリンスからは東京駅の方に向かって2回ほど曲がれば到着する5分程度の距離だ。走り出すとナビの案内がおかしい。最短コースではなくやたら無駄に迂回するようなコースを案内するのだ。

後にわかったことだが、短距離でも高速道路走りを優先、交通状況に応じてルートが変わりすぎる。加えて大会関係車両は晴海通りを走ってはいけないという縛り、トライアスロン等お台場周辺の臨時規制データが追加されない という使えないシステムだった。

自分は頭が良いと勘違いした元請が理想だけ雑に考えて仕様を決め、下請けはそのまま作るという旧式のもの作り方式の典型的な失敗作。

 

ピンバッチ、駐車場で外れてパンクさせるのが恐いので付けなかった。

 

バックの誘導に従って駐車しようとしていたが、ぶつけてしまい誘導係に回ることにしたと気を落としていた。

細かい事故が発生していたらしい。

重大事故報道があったが、フリート宛のメールも受付時も詳細どころか注意喚起は一切なかった。

 

2日目、3日目、プリンスの休憩所で孤独にスマホをいじっている 暗い重い雰囲気があった.

別のチ-ムもあり,和気藹々と盛りあがっている.

 

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