真面目に非常識なことを考える

実践したことを書いています。

ニセ科学 にすがった俺

本日立ち読みで目にした雑誌に「ニセ科学」という言葉を発見し、しっかり読んだ。
その中に「波動水」のこともかいてあり、悲しくなった。


波動水との出会いは約10年前にさかのぼる。当時短期間イギリスで暮らした。そこで知り合った日本人の女の子はサイババを信仰しており、その手のことに非常に興味があるとのことだった。その子の知り合いが、「波動」の伝道師みたいなことをやっていることを聞いた。
言葉を変えると「真光の業」のようなものだ。


かなり言葉を省略すると

「波動」の効果は、あらゆる病気だけでなく人間関係にも効くそうな。
残念ながら骨折や切り傷とか外傷、頭の良い悪いには効かないらしい。


日本に帰国後、早速波動センターに連絡し、その当時は大崎にあったオフィスに訪問し、測定後、「波動水」なるものを調合してもらった。ユンケルのビンと同じくらいのを一本その場で飲んだら、ガキの頃から年中ズルズル言っていたアレルギー性鼻炎がウソのように治った。確かコミコミ4万円位だったと思う。高いと思ったがそのときは本当に効いたので納得した。2本は「日本製のミネラルウオータで50倍に希釈して飲んでください」と言われてそれに従って2ヶ月続けた。その結果1年以上鼻炎は発症せず、鼻スースー状態で快適に暮らせた。


2004年の暮れの話だが、妻が次女を妊娠していた。7ヶ月位で羊水が大量に出てしまい、医者からも諦められていた。俺は「波動水」のことを思い出して、実家近くの「波動センター」に連絡して、状況を説明した。するとそのセンターの女性は来てくれて、水を調合してくれただけでなく、転写装置やらCDプレーヤやら機器を貸してくれた。方針が替わったのかと思ったが、以前鼻炎を治したのとは別の流派らしく、詳しく話を聞くとこの系列は主に機器を売っているのだそうだ。
便宜をはかってくれたようで、確か8万円位請求されたが命を助けてくれたらなんぼでも払ったるし、波動だろうが真光だろうが異教でも奇跡でも悪魔でも信じますわ。しばらく通ってくれて、さらに色んなグッズを貸してくれた。しかし
結局次女は助からず、俺も妻もしばらく沈んでましたわ。

ニセ科学でも本物科学でも構わん。
波動がどういう病気、どの程度の病気だったら効くのか効かんのかそこらをはっきりさせてくれ。
医者がダメと言ったり、他をあたって治し方を探ってもくれなくても、生きること生かせることを親、当事者はあきらめるわけにはいきませんのや。
方法はなんでもええ。有名な大学や立派な医者でもニセ医者でもカルト宗教でも、不認可のインチキ薬でもであろうが、助けてくださいよ。
救えない医者は世の中のためにも自ら辞めてくれ。他人事のような態度は不愉快極まりない。


*1

*1:ニセ科学について
http://d.hatena.ne.jp/hal_tasaki/20051217
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/events/JPSsympo0306.html